英国では、先日の内閣改造に伴い科学・イノベーション局(OSI)がDepartment for Innovation, Universities and Skills (DIUS)に統合されましたが、これに合わせてこれまでOSIの科学技術政策を審議してきた下院科学技術特別委員会(House of Commons Science and Technology Committee)を撤廃する動きが現れているそうです。
これに対して、英国王立協会会長、ウェルカムトラスト会長、ノーベル賞受賞研究者等を含む38人の科学者が連名で、この委員会の存続を訴えるレターをThe Guardianに発表しています。
下院科学技術特別委員会はこれまで、2004年の『科学研究出版物:全てのひとに無料で?』を初めとして、強力にオープンアクセス政策を推進してきた原動力のひとつとなってきました。
Science needs its select committee
http://politics.guardian.co.uk/homeaffairs/comment/0,,2130672,00.html
Save the UK Select Committee on Science and Technology
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2007_07_15_fosblogarchive.html
#3897596688883750207
参考:
英国、高等教育と科学技術の担当省庁を一本化
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=3738
CA1544 (No.282) – 動向レビュー:英米両国議会における学術情報のオープンアクセス化勧告
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/ca/item.php?itemid=976