2022年10月13日、米・Seattle Times紙が、記事“Why University of Washington librarians went on strike for the day”を掲載しました。
記事では、10月13日に米・ワシントン大学(UW)の図書館員50人以上が、低賃金や契約交渉を引き延ばす大学側の姿勢に反対するためストライキを行ったことについて述べられています。
図書館員等による組合と大学側の賃金等に関する交渉は1年以上続いており、交渉開始以降約30人が退職しているとあります。組合メンバーによる話として、大学関係者は、給与や昇進といったメンバーにとって最も懸念されているものを含め、組合の提案の多くに応答していないこと、また他の大規模な研究大学と比較して、UW の司書の給与は低くなっていることなどを挙げています。
一方、大学側の広報担当者は、同大学は図書館職員を高く評価し尊敬しており、交渉の最中に1日ストライキが行われたことに驚いていること、また公正な合意を得るために誠実に交渉を続けていくと述べているとしています。
Why University of Washington librarians went on strike for the day(The Seattle Times, 2022/10/13)
https://www.seattletimes.com/education-lab/why-university-of-washington-librarians-went-on-strike-for-the-day/
参考:
バンクーバーで図書館雇用者がストライキ(カナダ)
Posted 2007年7月30日
https://current.ndl.go.jp/node/6235
バンクーバー近隣の公共図書館でもストライキ(カナダ)
Posted 2007年12月14日
https://current.ndl.go.jp/node/6996
E690 – ストライキもPRの場?バンクーバーの図書館でスト決行中
カレントアウェアネス-E No.113 2007.09.12
https://current.ndl.go.jp/e690