【イベント】地震史料シンポジウムII「災害史料研究が拓く歴史学の新たな方法」(12/23・オンライン)

2022年12月23日、東京大学地震火山史料連携研究機構の主催で、地震史料シンポジウムII「災害史料研究が拓く歴史学の新たな方法」がオンラインで開催されます。

案内によると、近年の地震・火山史料研究では、地誌や年代記のほか、外国語史料・金石文史料等を災害史料として活用する動きが生まれているとし、災害研究が歴史学の新たな方法を提起しているといえる状況を受け、意見交換をするとしています。

主な内容は以下のとおりです。

・趣旨説明
榎原雅治氏(東京大学史料編纂所)

・地震史料のデータベース化の現在
加納靖之氏(東京大学地震研究所)

・安政東海地震の発震時刻-外国語史料の活用-
杉森玲子氏(東京大学史料編纂所)

・19世紀西日本の広域有感地震-近世日記の活用-
水野嶺氏(東京大学地震火山史料連携研究機構)

・慶長奥州津波の実相-地誌の史料学と活用-
蝦名裕一氏(東北大学)

・板碑に残る享徳地震の記録
佐々木淳氏(石巻専修大学)

・年代記の史料学的研究と災害研究
片桐昭彦氏(新潟大学)

・津波堆積物から見る南海トラフ地震
藤原治氏(産業技術総合研究所)

・考古資料による歴史地震・噴火研究
村田泰輔氏(奈良文化財研究所)

東京大学 地震火山史料連携研究機構(地震研究所・史料編纂所)
https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/project/eri-hi-cro/
https://www.hi.u-tokyo.ac.jp/news/2022/20221223jishin2
※2022年10月24日付で、お知らせ「地震史料シンポジウムII「災害史料研究が拓く歴史学の新たな方法」を開催します(オンライン、2022年12月23日開催)」とあります。2つ目のURLは、案内[PDF : 1ページ]です。

参考:
東京大学地震火山史料連携研究機構、「地震史料集テキストデータベース」を正式公開
Posted 2021年12月3日
https://current.ndl.go.jp/node/45277

国土地理院、ウェブ地図「地理院地図」に三河地震関連の「自然災害伝承碑」を掲載
Posted 2022年11月4日
https://current.ndl.go.jp/node/47115