早慶和書電子化推進コンソーシアム、早稲田大学と慶應義塾大学の学生・教職員向けの電子書籍プロジェクトを開始:電子書籍1,200点以上を期間限定で提供

2022年10月20日、早稲田大学と慶應義塾大学は、早慶和書電子化推進コンソーシアムが、早稲田大学と慶應義塾大学の学生・教職員向けの電子書籍プロジェクトを開始したことを発表しました。

同コンソーシアムは、両大学の図書館が2021年5月に立ち上げたものです。出版社との対話により大学図書館の要望を伝え、利用実験を行うことで和書の電子書籍の課題を解消すること、日本国内の大学図書館向けの和書の電子書籍の新たな購読モデルを構築することを目指しているとあります。

紀伊國屋書店をパートナーとし、今回、活動趣旨に賛同した出版社である岩波書店、講談社、光文社、裳華房、日本評論社の5社により、10月から1年半の間1,200点以上のコンテンツが提供されることになったと述べています。そのうちの半数は、個人向けのみで図書館向けには提供されていなかったタイトルであるとしています。

「早慶和書電子化推進コンソーシアム」発足(早稲田大学, 2022/10/20)
https://www.waseda.jp/top/news/84352

大学図書館向けのコンテンツ拡充と電子書籍の新たなビジネスモデル構築を目指す「早慶和書電子化推進コンソーシアム」発足(慶應義塾, 2022/10/20)
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2022/10/20/28-132760/

早慶限定・期間限定!1200点以上の電子書籍を公開中です(2022年10月~2024年3月)【早慶和書電子化推進コンソーシアム】(早稲田大学図書館, 2022/10/20)
https://www.waseda.jp/library/news/2022/10/20/13571/

早慶和書電子化推進コンソーシアム: プロジェクト概要
https://waseda-jp.libguides.com/sokei-ebook/top

「早慶和書電子化推進コンソーシアム」発足(PR Times, 2022/10/20)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000065365.html

参考:
CA1969 – 早稲田大学・慶應義塾大学コンソーシアムによる図書館システム共同運用に向けた取り組みについて / 本間知佐子, 入江 伸
カレントアウェアネス No.343 2020年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1969

CA1874 – 大学図書館における電子書籍PDA実験報告~千葉大学・お茶の水女子大学・横浜国立大学の三大学連携による取組み~ / 山本和雄、杉田茂樹、大山努、森いづみ
カレントアウェアネス No.328 2016年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1874