米国で健康・医学・生命科学に関するニュースを提供するSTAT Newsのウェブサイトに、2022年9月6日付で、記事“Open access to research can close gaps for people with disabilities”が掲載されました。
記事では、2022年8月25日に発表された、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)による、連邦政府から助成を受けた研究の成果の即時公開を求める政策指針に従うにあたり、障害者の科学情報へのアクセスも保障する必要性を指摘しています。研究データや査読前論文のほか、オンライン上のソフトウェア、インタラクティブなウェブサイトや地図、ウェビナーやカンファレンスなどへのアクセスが保障されないと、科学的な研究結果が得られないとしています。
また、アクセシビリティを保障するための方法として、「アクセシビリティの原則とユニバーサルデザインに対する更なる教育」「説明責任と持続可能性を組織に組み込む」「検討プロセスへの障害者コミュニティの参加」を挙げています。
Open access to research can close gaps for people with disabilities(STAT, 2022/9/6)
https://www.statnews.com/2022/09/06/open-access-to-research-can-close-gaps-for-people-with-disabilities/
参考:
米国大統領府科学技術政策局(OSTP)、連邦政府から助成を受けた研究の成果の即時公開を求める政策指針を発表
Posted 2022年8月29日
https://current.ndl.go.jp/node/46729
CA1818 – 研究データ共有時代における図書館の新たな役割:研究データマネジメントとデータキュレーション / 池内有為
カレントアウェアネス No.319 2014年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1818