米国図書館協会(ALA)、リプロダクティブ・ヘルスに関する情報へのアクセスを制限する法案に反対する声明を発表

2022年8月9日、米国図書館協会(ALA)が、リプロダクティブ・ヘルスに関する情報へのアクセスを制限しかねない法案に反対する声明を発表しました。

声明の中では、中絶を禁止する州法を制定する動きを受け、これらの法案が、リプロダクティブ・ヘルスに関する情報へのアクセスを提供する図書館職員に対する、刑事・民事訴訟の根拠とされる可能性があるという懸念を示しています。ALAは、コンテンツの禁止、情報へのアクセスの規制、他人に知られずに情報を探せるという利用者の権利の侵害を行う政策や法律に反対すると述べています。

American Library Association (ALA) Condemns Proposed State Legislation Limiting Access to Information on Reproductive Health(ALA, 2022/8/9)
https://www.ala.org/news/press-releases/2022/08/american-library-association-ala-condemns-proposed-state-legislation-limiting

参考:
米国図書館協会(ALA)、25超の団体と協力して禁書反対キャンペーン“Unite Against Book Bans”を展開していると発表
Posted 2022年5月20日
https://current.ndl.go.jp/node/46163

「中絶」はNGワード?-POPLINEで一時検索不可に(米国)
Posted 2008年4月7日
https://current.ndl.go.jp/node/7582