米国図書館協会(ALA)、25超の団体と協力して禁書反対キャンペーン“Unite Against Book Bans”を展開していると発表

2022年5月9日、米国図書館協会(ALA)は、同協会が立ち上げた禁書反対キャンペーン“Unite Against Book Bans”に25以上の機関が参加していると発表しました。

米国書店協会の表現の自由イニシアティブ(American Booksellers Association Free Expression Initiative)や米国教員連盟(American Federation of Teachers)などの参加団体名を列挙して紹介し、読書は学習の基礎であり、読者は様々な本にアクセスする権利があり、その権利を守るために協力する必要があるという原則のもとに団結しているとしています。また、個人が何を読むかについて自分自身で決定できるべきであるという原則の下、禁書に対抗しているとしています。

More than 25 organizations join forces with the American Library Association to Unite Against Book Bans(ALA,2022/5/9)
https://www.ala.org/news/press-releases/2022/05/organizations-join-ala-unite-against-book-bans

関連:
Unite Against Book Bans
https://uniteagainstbookbans.org/

参考:
米国図書館協会(ALA)、米国図書館界の概況についての報告書(2022年版)および「2021年に最も批判を受けた図書」を公表
Posted 2022年4月12日
https://current.ndl.go.jp/node/45973

2022年の「全米図書館週間」(National Library Week)は4月3日から9日まで開催:テーマは「あなたの図書館とつながろう」
Posted 2022年4月7日
https://current.ndl.go.jp/node/45949

米国図書館協会(ALA)、人種差別やLGBTQ+等に関する書籍を図書館から排除する取組に関する有権者・保護者への調査結果を発表
Posted 2022年3月25日
https://current.ndl.go.jp/node/45870

米国図書館協会(ALA)、米国の学校や図書館における書籍の検閲の実施に反対する声明を発表
Posted 2021年12月2日
https://current.ndl.go.jp/node/45270