2022年8月25日、内閣府知的財産戦略推進事務局と国立国会図書館(NDL)の主催により、「デジタルアーカイブフェス2022-ジャパンサーチ・デイ-」がオンラインで開催されます。
産学官の関係者が一堂に会し、先進事例の紹介や好取組事例の顕彰を行うイベントです。デジタルアーカイブが日常に溶け込んだ創造的社会の実現を目指し、アーカイブ機関の活動展開に資する情報の共有、デジタルアーカイブ利活用の拡大のための関係者の連携促進を図るとあります。
参加費は無料であり、事前の申し込みが必要です。
当日のプログラムは以下の通りです。
第1部:基調講演
(1)基調講演「アナログ歴史家とデジタルアーカイブの出会い ~ジャパンサーチへの期待」
磯田道史氏(歴史家/国際日本文化研究センター教授)
(2)デジタルアーカイブ社会の実現にむけた取組について
内閣府
(3)デジタルアーカイブジャパンアワード2022
進行:高野明彦氏(実務者検討委員会座長/国立情報学研究所名誉教授)
第2部:ジャパンサーチセッション
(4)ジャパンサーチ・アクションプラン2021-2025について
国立国会図書館
(5)ジャパンサーチの概要と連携方法について
国立国会図書館
(6)ジャパンサーチ連携事例・活用事例報告
・東京富士美術館「東京富士美術館収蔵品データベース」
鴨木年泰氏(全国美術館会議情報・資料研究部会幹事、東京富士美術館学芸課長)
・日本写真保存センター「写真原版データベース」
河原健一郎氏(日本写真保存センター調査員)
・沖縄県南城市教育委員会「なんじょうデジタルアーカイブ」
田村卓也氏(なんじょうデジタルアーカイブ デジタルアーカイブ専門員)
・慶應義塾大学「Keio Object Hub」
宮北剛己氏(慶應義塾ミュージアム・コモンズ特任助教)
本間友氏(慶應義塾ミュージアム・コモンズ専任講師)
・国立教育政策研究所教育図書館「教育図書館貴重資料デジタルコレクションほか」
江草由佳氏(国立教育政策研究所研究企画開発部教育研究情報推進室総括研究官)
第3部:デジタルアーカイブ活動セッション
(7)産業界におけるデジタルアーカイブ活動の活性化と利活用の拡大に向けて
・デジタルアーカイブでつながる建築資料:企業アーカイブと公的アーカイブの連携の可能性と課題
松本隆史氏(清水建設株式会社技術研究所未来創造技術センターデジタルXグループ主任研究員/九州大学大学文書館協力研究員)
・漫画原画のデジタルアーカイブ化による文化の保存とビジネス活用
岡本正史氏(株式会社集英社デジタル事業部次長)
・文化財VR・デジタルアーカイブとその活用について
寺師太郎氏(凸版印刷株式会社文化事業推進本部アライアンス開発部アライアンス開発T課長)
(8)ジャパンサーチワークショップ報告~ギャラリー共同制作の紹介
大井将生氏(東京大学大学院学際情報学府/TRC-ADEAC特任研究員)
デジタルアーカイブフェス2022-ジャパンサーチ・デイー ~「デジタルアーカイブを日常にする」アーカイブ機関の新たな活動の展開~(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/forum/index.html
参考:
デジタルアーカイブジャパン推進委員会・実務者検討委員会、「ジャパンサーチ・アクションプラン2021-2025」を公開
Posted 2022年4月11日
https://current.ndl.go.jp/node/45961
ジャパンサーチ(試験版)、一般社団法人全国美術館会議をつなぎ役として「愛知県美術館コレクション」「東京富士美術館収蔵品データベース」と連携
Posted 2020年7月30日
https://current.ndl.go.jp/node/41619
一般社団法人全国美術館会議、ジャパンサーチ連携にかかる所蔵作品データ提供機関の募集を開始
Posted 2020年7月20日
https://current.ndl.go.jp/node/41537
慶應義塾ミュージアム・コモンズ、慶應義塾の文化コレクションを発信するポータルサイト“Keio Object Hub”を公開
Posted 2021年4月20日
https://current.ndl.go.jp/node/43846
E2317 – ジャパンサーチ正式版の機能紹介
カレントアウェアネス-E No.401 2020.10.29
https://current.ndl.go.jp/e2317
E2443 – ミュージアムにとってのジャパンサーチ<報告>
カレントアウェアネス-E No.424 2021.11.11
https://current.ndl.go.jp/e2443