米・ノートルダム大学、同大学の図書館と美術館の所蔵コレクション等を検索できるオンラインプラットフォームを公開

2021年7月21日、米国のノートルダム大学が、同大学の図書館Hesburgh Libraryと美術館Snite Museum of Art等の所蔵コレクションを検索できるオンラインプラットフォーム“Marble”(Museums, Archives, Rare Books and Libraries Exploration)の公開を発表しました。

同プラットフォームでは、Hesburgh Libraryの貴重書コレクションと一般コレクション、Snite Museum of Artと同大学文書館の資料を検索でき、今後も定期的に新たな資料を追加される予定です。アンドリュー・W・メロン財団から3年半の助成を受け、分野横断的なチームにより開発が行われました。

発表の中では、IIIFに対応していること、同大学関係者がキュレーションページを作成できる機能“Portfolio”があること等が述べられています。また、ソフトウェアはクラウド上に構築されており、コードはApache License2.0のもとHesburgh LibraryのGitHubで提供されています。加えて、プロジェクトに関する文書を非営利団体Center for Open Science(COS)の研究プロジェクト管理システム“Open Science Framework”(OSF)のプラットフォーム上で公開しているとあります。

Notre Dame launches platform for online access to library, museum holdings(Notre Dame News, 2021/7/21)
https://news.nd.edu/news/notre-dame-launches-platform-for-online-access-to-library-museum-holdings/

Marble
https://marble.nd.edu/

ndlib / marble-website-starter(GitHub)
https://github.com/ndlib/marble-website-starter

Hesburgh/Snite Mellon Grant(OSF)
https://osf.io/cusmx/

参考:
E2317 – ジャパンサーチ正式版の機能紹介
カレントアウェアネス-E No.401 2020.10.29
https://current.ndl.go.jp/e2317

CA1989 – 動向レビュー:IIIFの概要と主要APIバージョン3.0の公開 / 永崎研宣
カレントアウェアネス No.346 2020年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1989

OSSの図書館ポータルサイトMyLibraryを使ったOPAC・論文検索システムのデモ
Posted 2007年9月3日
https://current.ndl.go.jp/node/6396