米国自然史博物館の図書館が、同館のデジタルコンテンツへのアクセス増加を目的に実施したハッカソン(記事紹介)

2016年12月27日付のLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)が、米国自然史博物館の図書館が、11月18日から11月20日にかけて開催した、図書館やアーカイブスが直面している課題を解決するための革新的な方法を開発するためのハッカソン“HACKING THE STACKS”を紹介しています。

同館が募集した、関連スキルと背景を持つ約100名が参加したもので、図書館が作成したデジタルコンテンツへのアクセス増加の方法を開発することを目的としています。

関心に基づきノートを再編成する習慣があったチャールズ・ダーウィンのノートの元の状態をデジタルデータを用いて復元するためのプログラム、館内外から機械可読の形式でデジタルコンテンツを共有するためのポータルサイト、1837年刊行の“Illustrations of Exotic Entomology”の世界に潜入したかのような体験ができるプログラム、同館のすべてのデータに対してキーワード検索と全文検索ができるモジュールなどが表彰を受けました。

開発されたプロトタイプはGitHub上で公開されています。

American Museum of Natural History Hackathon Tackles 21st Century Library Challenges(LJ,2016/12/27)
http://lj.libraryjournal.com/2016/12/technology/american-museum-of-natural-history-hackathon-tackles-21st-century-library-challenges/#_

Hack the Stacks(GitHub)
https://github.com/HackTheStacks