Springer Nature社、Nature Index 2022 Annual Tablesを公開

Springer Nature社は2022年6月16日付のプレスリリースで、2021年に、質の高い自然科学研究に最も貢献した機関や国を調査したNature Index 2022 Annual Tablesを公開したことを発表しました。

発表では、中国が、論文に対する各共著者の相対的貢献度を考慮する指標であるShareで測定される研究生産高全体で2位であり、2020年比14.4%増は上位10か国で最大の増加率であったとしています。一方、 米国は、研究生産高は1位を維持したものの、研究成果量の6.2%減少は、上位10か国中で最大の減少幅であり、2017年以降で最も急な減少であったとしています。研究成果量3位のドイツは0.7%減、4位のイギリスは5.7%減であったとしています。

機関では、中国科学院が10年連続1位で、2位の米・ハーバード大学とShareが2倍以上の開きがあるとし、また、主要10機関のうち4機関を中国が占めたとしています。

Chinese institutions on the rise, but the United States holds its position at the top of the 2022 Nature Index Annual Tables(Springer Nature, 2022/6/16)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/nature-index-annual-tables-2022/23163716

2022 tables
https://www.natureindex.com/annual-tables/2022

Nature Index 2022 Annual Tablesでは、中国の研究機関が圧倒的な存在感を示す(nature asia, 2022/6/16)
https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8922

参考:
Springer Nature社、Nature Index 2019 Annual Tablesを公開
Posted 2019年6月26日
https://current.ndl.go.jp/node/38457