Nature Index 2016公開

2016年4月20日、Springer Natureは自然科学系雑誌68タイトルに掲載された研究論文に基づく指標、Nature Indexの2016年版を公開しました。

Nature Indexは2014年にベータ版の公開が始まった指標で、対象となる68誌に過去12ヵ月間に掲載された論文について、共著者の割合に応じて国・研究機関ごとに論文数を案分した指標等を提供しています。特に論文数の多い宇宙物理学分野の雑誌の値を正規化したWFC(Weighted Fractional Count)に基づくと、2015年のNature Indexが最も高かったのは米国(17203.82)で、次いで中国(6478.34)、ドイツ(4078.09)と続き、日本は5位でした(3053.48)。日本のWFCの値は2014年位比べ5.2%減少したとのことです。

また、2016年版全体の公開に先立つ2016年3月17日には、Nature本誌7594号の付録として、日本の詳細を分析した”Nature Index 2016 Japan”も公開されています。

Movers and shakers in the world of high-quality scientific research(Springer Nature、2016/4/20付け)
http://www.springernature.com/de/group/media/press-releases/nature-index-2016-tables/10029472

nature index 2016 tables
http://www.natureindex.com/annual-tables/2016

Nature Index 2016 Japan(Nature、2016/3/17付け)
http://www.nature.com/nature/supplements/nature-index-2016-japan/

Nature Index 2016日本版公開:日本の高品質科学論文を探る(natureasia.com、2016/3/17付け)
http://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8578

参考:
Nature Publishing Groupが、国・研究機関別の研究成果を分析する新たな指標Nature Indexのベータ版を公開
Posted 2014年11月27日
http://current.ndl.go.jp/node/27532

Nature Index 2015アジア太平洋版公開
Posted 2015年4月7日
http://current.ndl.go.jp/node/28296