Springer Nature社は、2023年6月15日付のプレスリリースで、2022年に、質の高い自然科学研究に最も貢献した機関や国を調査したNature Index 2023 Annual Tablesを公開したことを発表しました。
発表では、中国が、Nature Indexの対象となる4つの自然科学分野（物理科学、化学、生物科学、地球環境科学）において、論文に対する各共著者の相対的貢献度を考慮する指標であるShareによる測定で1位となり、Adjusted Shareが2021年比で21.4%増加した中国は、上位10か国で最大の増加率であったとしています。
また、今回からNature Indexに64誌の医学雑誌が追加されたことで、健康科学分野についても傾向を追跡できるようになったとし、同分野では米国のShareが5,352で、2位の中国（1,287）の4倍以上であったとしています。
研究機関については、上位10機関のうち6機関を中国が占めたとしています。
New Nature Index data shows China on top for natural sciences as US leads on health sciences research（Springer Nature, 2023/6/15）
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/nature-index-annual-tables-2023/25488532
2023 tables
https://www.natureindex.com/annual-tables/2023
最新版Nature Index発表――自然科学では中国、健康科学では米国が首位示す（nature asia, 2023/6/15)
https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8965
参考：
Springer Nature社、Nature Index 2022 Annual Tablesを公開
2022年06月30日
https://current.ndl.go.jp/car/46409
