2020年12月9日、Springer Nature社が、特別冊子“Nature Index Artificial Intelligence”を刊行したことを発表しました。同冊子には、3本の研究論文の機械生成による要約が掲載されています。
同冊子では、ディープフェイクの検出や顔認識のバイアスの認識をはじめとした、新たな人工知能(AI)の応用事例や、研究機関や国等におけるAI関連の研究状況の調査、学術出版におけるAIの応用に関する考察等が行われています。
また、“Nature Index”が調査対象としている82の自然科学系ジャーナルにおける、2015年から2019年までのAI分野における論文シェアについて、国、機関等のランキングも掲載されています。日本は国別ランキングでは8位であり、学術機関のランキングでは東京大学と大阪大学がトップ100にランクインしています。
Machine-generated summaries of three articles are published for the first time as part of a Nature Index supplement(Springer Nature, 2020/12/9)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/machine-generated-summaries-published-in-nature-index/18669440
特別冊子「Nature Index Artificial Intelligence」の一部として、機械生成した論文要約3本を初めて公開(nature asia, 2020/12/9)
https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8822
参考:
Springer Nature社、アルゴリズムを活用して内容を機械生成した研究書を刊行
Posted 2019年4月5日
https://current.ndl.go.jp/node/37966
Springer Nature社、Nature Index 2019 Annual Tablesを公開
Posted 2019年6月26日
https://current.ndl.go.jp/node/38457