ポーランドの美術館・博物館ら、ウクライナの文化財の保存を支援する委員会を設置

2022年3月4日、ポーランド歴史博物館(Polish History Museum)は、ポーランドの美術館・博物館が、ウクライナの文化財の保存を支援する委員会“Committee for Aid to Museums of Ukraine”を設置したと発表しました、

同委員会は、発表時点で美術館・博物館の館長等26人により構成されており、事務局はワルシャワ蜂起博物館(Warsaw Rising Museum)にあります。発表の中では、目的として以下を挙げています。

・ウクライナの全ての博物館や文化機関のコレクションの保護を支援する
・コレクションの記録、デジタル化、目録作成を支援する
・コレクションの保護のための資料の移送
・経験の共有
・ウクライナの文化財の略奪と破壊を証明する記録の収集

Establishment of Committee for Aid to Museums of Ukraine(Polish History Museum, 2022/3/4)
https://muzhp.pl/en/c/2643/powstaje-komitet-pomocy-muzeom-ukrainy

参考:
ロシアによるウクライナへの侵攻に対する、国立図書館・文書館・博物館および関係機関等の声明
Posted 2022年3月1日
https://current.ndl.go.jp/node/45704

英・オックスフォード大学ボドリアン図書館、ウクライナへの侵攻に関するウェブアーカイビングのための協力を呼び掛け
Posted 2022年3月18日
https://current.ndl.go.jp/node/45819

戦争時にどう文化財を保護するか:台湾・故宮博物院が計画策定へ(記事紹介)
Posted 2022年3月14日
https://current.ndl.go.jp/node/45783

ウクライナの文化遺産保護のための動き(記事紹介)
Posted 2022年3月10日
https://current.ndl.go.jp/node/45759

ウクライナの文化遺産関係機関のオンライン上のデータを保存するプロジェクトが実施中
Posted 2022年3月8日
https://current.ndl.go.jp/node/45738