米国人ラッパーNoname、米・ロサンゼルスに“Noname Book Club”の本拠地となる図書館をオープン(記事紹介)

米国のニュースサイト“Michigan Chronicle”の2021年10月5日付け記事で、米国人ラッパーNonameが、米・ロサンゼルスに“Radical Hood Library”をオープンしたことが報じられています。有色人種(POC)のためのサービス提供を主眼とした図書館です。

記事では、本以外に無料の食事も提供されることや、同氏が2019年に立ち上げ人気を集めているブッククラブ“Noname Book Club”の本拠地(headquarters)としての役割も担っていること等を紹介しています。

Noname Book Club のウェブサイトによれば、同ブッククラブはPOCの声を育てるためのコミュニティと位置付けられています。POCの著者による本の紹介や、受刑者に本を送る“Prison Program”等の活動を行っており、公共図書館と協力した取組も進めています。

Noname Officially Opens The Radical Hood Library In Los Angeles(Michigan Chronicle, 2021/10/5)
https://michiganchronicle.com/2021/10/05/noname-officially-opens-the-radical-hood-library-in-los-angeles/

@NonameBooks(Twitter, 2021/10/1)
https://twitter.com/NonameBooks/status/1443593608381095940
※“Noname Book Club”のTwitter公式アカウントによる、“Radical Hood Library”オープンの発表です。

関連:
Noname Book Club
https://nonamebooks.com/

参考:
CA2007 – 動向レビュー:図書館を内側から問いなおす―米国社会とライブラリアンシップのゆくえ― / 吉家あかね
カレントアウェアネス No.349 2021年09月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2007