NPOブックスタート、「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査2020の結果を発表

2021年9月24日、NPOブックスタートが、「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査2020の結果を発表しました。

日本でのブックスタートが開始から20周年を迎えたことを機に、自治体在住の0歳から1歳の子ども全員を対象に絵本を贈呈する事業の実施状況について、全国の自治体(1,741市区町村)を対象として2021年3月に調査が行われ、1,498市区町村から回答が寄せられました。

発表の中では、全国の自治体の78.6%(1,368市区町村)が同事業を行い、人口規模が大きい自治体は未実施率が高くなる傾向が見られると述べられています。回答の内、約5割は図書館・図書室が事業を主管し、8割以上が集団健診等の母子保健事業の機会に実施しており、絵本を仲立ちとして、異なる分野の機関が連携して赤ちゃんの成長や保護者の子育てを応援していることが分かったと指摘しています。

「赤ちゃんへの絵本贈呈事業」に関する全国調査 2020(NPOブックスタート, 2021/9/24)
https://www.bookstart.or.jp/1843/

関連:
全国の実施状況(NPOブックスタート)
https://www.bookstart.or.jp/coverage/

参考:
NPOブックスタート、「多言語対応 絵本紹介シート」の改訂版を作成
Posted 2021年4月23日
https://current.ndl.go.jp/node/43879

ブックスタートを実施している自治体の一覧(2016/5/31現在)
Posted 2016年6月8日
https://current.ndl.go.jp/node/31765

CA1638 – 研究文献レビュー:子どもへの読書支援と図書館サービス / 岩崎れい
カレントアウェアネス No.293 2007年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1638