2021年8月16日、国際公文書館会議(ICA)、アーカイブ資料の整理と記述に関するオンライン調査の結果をまとめた“Archival Arrangement &Description: Global Practices”の公開を発表しました。
同調査は、ICAが提供する新たなオンライン学習コースの参考とするため行われました。英語・フランス語版のアンケートは2020年4月30日まで、スペイン語版は2020年5月10日まで実施され、合計60か国以上から250件以上の回答が寄せられました。
発表の中では、主な結果として以下の内容が挙げられています。
・多様なツールが使われており、その中でもExcelや“Access to Memory(AtoM)”の割合が大きいが、多くの人が依然として人力やワープロに頼っている。
・多くの人が整理や記述に関する基準を重要・有用なものと認識しているが、基準を採用している機関の割合は低い。
・アーカイブの整理と記述に関する専門性の向上が求められているが、課題は相互に関係しており、整理・記述以外の分野にも関わっている。
All ICA News(ICA)
https://www.ica.org/en/all-ica-news
※2021年8月16日付で“Global Practices in Archival Arrangement and Description Revealed”が掲載されています。
Global Practices in Archival Arrangement and Description Revealed(ICA)
https://www.ica.org/en/global-practices-in-archival-arrangement-and-description-revealed
Archival Arrangement &Description: Global Practices [PDF:742.36KB]
https://www.ica.org/sites/default/files/aad_survey_report_final_202108_eng.pdf
関連:
Training Programme(ICA)
https://www.ica.org/en/training-programme
参考:
国際公文書館会議(ICA)、アーカイブズにおける新しい記述標準の概念モデルのドラフトを公開、意見を募集
Posted 2016年12月22日
https://current.ndl.go.jp/node/33167