2022年2月25日、国際公文書館会議(ICA)と米国アーキビスト協会(SAA)が、ロシアのウクライナへの侵攻に関して、ウクライナのアーキビストらと連帯するとそれぞれのウェブサイトで表明しました。
どちらも、ロシア政府に対して「武力紛争時の文化財の保護に関する条約」(1954年ハーグ条約)を尊重することを求めています。
ICAは、発表の中で、ポーランド・リトアニア・ラトビア・エストニアといった近隣諸国の国立公文書館と協力し、状況のモニタリングや現場のアーキビストらへの支援、危機にさらされている公文書の保護に関する支援に取り組んでいると述べています。
SAAは、発表の中で、ロシアの侵攻に抗議し、現地の人々を心配するウクライナやロシアにルーツがある米国内のアーキビストとも連帯することや、アーカイブ資料や特別コレクションを所蔵する機関が利用可能な助成“National Disaster Recovery Fund”等について述べています。
All ICA News(ICA)
https://www.ica.org/en/all-ica-news
※2022年2月25日付で“Solidarity with Ukrainian Archives and Records Professionals”が掲載されています。
Solidarity with Ukrainian Archives and Records Professionals(ICA)
https://www.ica.org/en/solidarity-with-ukrainian-archives-and-records-professionals
Solidarity with Ukrainian archives and archivists(SAA, 2022/2/25)
https://offtherecord.archivists.org/2022/02/25/solidarity-with-ukrainian-archives-and-archivists/
参考:
国際博物館会議(ICOM)、ロシアによるウクライナへの侵攻に関する声明を発表
Posted 2022年2月25日
https://current.ndl.go.jp/node/45686