四万十町(高知県)、現計画・現設計での文化的施設整備事業の中止を決定:愛称選定も中止

2024年3月7日付けで、四万十町(高知県)は、現計画・現設計での文化的施設整備事業を中止することを発表しました。それに伴い、文化的施設に係る愛称選定も中止となったとしています。

中止の判断に至った理由として、同施設の整備に必要な財源である合併特例債の期限が2025年度末であり、残り2年間で計画や設計等を見直して同施設を完成させることは不可能であることを挙げています。

四万十町では、「図書館」「美術館」「展示」「コミュニティ」の四つの機能を持つ文化的施設の整備を進めるため、2018年度に「四万十町文化的施設基本構想」、2019年度に「四万十町文化的施設基本計画」を策定し、2020年度に同施設の基本設計、2022年度には実施設計が完了していました。また、2022年度には、施設で提供するサービスの基本的な考え方と具体的な実行計画を示す「四万十町文化的施設サービス計画」を策定し、2024年度の開館を目指していました。

【受付終了】四万十町文化的施設の愛称募集について(四万十町, 2024/3/7)
https://www.town.shimanto.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=11022
※「【重要】愛称選定の中止について(令和6年3月7日更新)」が掲載されています。

文化的施設整備事業の中止について(四万十町, 2024/3/29)
https://www.town.shimanto.lg.jp/life/detail.php?hdnKey=11318&hdnSKBN=A
※「文化的施設整備事業に関するまとめ」[PDF:259KB]等が掲載されています。

参考:
四万十町(高知県)、文化的施設整備事業の今後の対応等を公表:愛称選定の対応も含め、2024年3月に報告予定 [2023年12月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/202233