米国議会図書館(LC)、録音物に関する著作権法の変更についてのレポートを公開

2021年5月27日、米国議会図書館(LC)の全米録音資料保存委員会(National Recording Preservation Board)が、録音物に関する著作権法の変更についてのレポートを公開したと発表しました。

2018年に米国議会で可決された“Orrin G. Hatch — Bob Goodlatte Music Modernization Act”に関するものです。同法律は、音楽作品のライセンス等についての“Musical Works Modernization Act”、1972年以前の録音物に対する保護等を定めた“Classics Protection and Access Act”、録音物の使用により得られたロイヤルティの配分に関する“Allocation for Music Producers Act”の3編で構成されています。

レポートの中では、“Classics Protection and Access Act”を中心とした法律の各編についての解説、録音物の保存についてのケーススタディ等がまとめられています。

New Report Examines Changes to Copyright Law for Sound Recordings(LC, 2021/5/27)
https://www.loc.gov/item/prn-21-026/new-report-examines-changes-to-copyright-law-for-sound-recordings/2021-05-27/

関連:
The Music Modernization Act(Copyright.gov)
https://copyright.gov/music-modernization/

参考:
米国著作権局、1972年より前の録音物に関する著作権法の整備についての報告書を公開
Posted 2012年1月4日
https://current.ndl.go.jp/node/19861

E1417 – 音声遺産の保存と継承のために-全米録音資料保存計画の概要
カレントアウェアネス-E No.235 2013.04.11
https://current.ndl.go.jp/e1417