米国議会図書館(LC)、著作権譲渡等に関する文書のオンライン登録システムを公開

2022年8月1日、米国議会図書館(LC)が、著作権譲渡等に関する文書のオンライン登録システム“U.S. Copyright Office Recordation System”を公開したことを発表しました。

LCと米国著作権局が2年間にわたりソフトウェアの開発やユーザエクスペリエンスの検証を行ったものであり、著作権の譲渡に関する文書、著作権の所在・範囲・期間や権利の所有・割り当て・行使等の著作権に関する文書、著作権譲渡の終了通知が対象とあります。

発表の中では、これまでの紙・人力による手続きに加え、オンライン手続きが可能となり、オンライン決済、状態の追跡、通知システム等の機能を利用できると述べられています。また、紙での手続きには数か月の時間を要していましたが、オンライン化により手続きにかかる期間が短縮することが見込まれるとしています。

Copyright Online Recordation System Opens for Public Use(LC, 2022/8/1)
https://newsroom.loc.gov/news/copyright-online-recordation-system-opens-for-public-use/s/bedbee81-5baf-490b-b190-71dfcad229da

Recordation Overview(Copyright Office)
https://copyright.gov/recordation/

U.S. Copyright Office Recordation System
https://record.copyright.gov/remitter-portal/disclaimer

参考:
米国議会図書館(LC)、米国著作権局のIT面での近代化を支援する“Copyright Public Modernization Committee”を設置
Posted 2021年6月25日
https://current.ndl.go.jp/node/44293

米国著作権局、ITシステムの現代化計画の暫定版を改訂
Posted 2017年9月6日
https://current.ndl.go.jp/node/34626