2020年11月3日、北米研究図書館協会(ARL)は、加盟館124館を対象とした図書館員の給与調査レポートの2019-2020年版“ARL Annual Salary Survey 2019-2020”の刊行を発表しました。
今回ARLにデータを提供しなかった大学図書館1館の分を除き、115の大学図書館に勤務する1万691人と、8の非大学系図書館に勤務する3,154人のデータを分析対象としています。大学図書館のデータは、総合図書館・健康科学図書館・法律図書館に分けて報告されています。
刊行のお知らせでは以下の内容等が指摘されています。
・大学図書館におけるマイノリティ(historically underrepresented groups)の図書館員の割合は16.7%であり、管理職ではより割合が低い。
・マイノリティの図書館員の69%が女性である。
・115の大学図書館における女性図書館員の全体給与は男性の95.08%である。
ARL Annual Salary Survey 2019–2020 Reports Data on Professional Positions in Member Libraries(ARL, 2020/11/3)
https://www.arl.org/news/arl-annual-salary-survey-2019-2020-reports-data-on-professional-positions-in-member-libraries/
参考:
北米研究図書館協会(ARL)、加盟図書館員の給与調査レポートの2018-2019年度版を公開
Posted 2019年7月31日
https://current.ndl.go.jp/node/38695