2024年11月20日、北米研究図書館協会(ARL)が加盟図書館員の給与調査レポートの2023年版“ARL Annual Salary Survey 2023”の刊行を発表しました。
120館の大学図書館に勤務する1万1,118人と、6館の大学以外の研究図書館に勤務する2,044人のデータを分析対象としています。大学図書館のデータは、総合図書館・健康科学図書館・法律図書館に分けて報告されています。
発表の中では、歴史的に社会的に過小評価されているグループ(historically underrepresented groups)は、米国の大学図書館の専門職スタッフの19%を占める一方で、管理職に占める割合は15%と低かったこと、また性差による給与格差が続いており、大学図書館120館における女性の給与は男性の95%であったことなどが紹介されています。
ARL Annual Salary Survey 2023 Reports Data on Professional Positions in Member Libraries(ARL, 2024/11/20)
https://www.arl.org/news/arl-annual-salary-survey-2023-reports-data-on-professional-positions-in-member-libraries/
参考:
北米研究図書館協会(ARL)、加盟図書館員の給与調査レポートの2022年版を刊行 [2023年11月24日]
https://current.ndl.go.jp/car/197043