世田谷区(東京)、子どもの読書に関する実態調査報告書を公開

2020年7月29日、東京都の世田谷区立図書館が、「世田谷区子どもの読書に関する実態調査報告書」を公開したことを発表しました。

同調査は、子どもと保護者の読書状況や読書活動を把握することを目的に、5年ごとに実施されています。2019年4月1日時点で5歳児の保護者、小学校3年生・小学校6年生・中学校3年生の児童・生徒およびその保護者のうち、無作為に抽出された各500人を対象に、2019年10月1日から10月15日にかけて行われました。アンケート調査票の配布数は3,500であり、1,232件の回答が寄せられました。

報告書では、アンケート調査票の回答について、子どもと保護者それぞれの読書状況や区立図書館の利用状況、子どもの読書嗜好と保護者の活動、自由記述の内容等がまとめられています。

調査結果は、同館の今後の活動や、2021年度に行われる「第2次世田谷区立図書館ビジョン 第3期行動計画」策定における参考資料とされます。

子どもの読書に関する実態調査報告書ができました(世田谷区立図書館, 2020/7/29)
https://libweb.city.setagaya.tokyo.jp/main/0000003621/article.html

世田谷区子どもの読書に関する実態調査報告書[PDF:5.75MB]
https://libweb.city.setagaya.tokyo.jp/pdf/vision/kodomodokushochousa_r01.pdf

参考:
E2201 – 読書・学習支援コンテンツの構築及び利活用に関する調査研究
カレントアウェアネス-E No.380 2019.11.21
https://current.ndl.go.jp/e2201

E2171 – 子どもの電子メディアの利用実態と読書との関係
カレントアウェアネス-E No.375 2019.08.29
https://current.ndl.go.jp/e2171

E2147 – 米国における子どもと家庭の読書の実態に関する全国調査
カレントアウェアネス-E No.371 2019.06.27
https://current.ndl.go.jp/e2147

ベネッセ教育総合研究所、小学生の読書に関する実態調査・研究の結果をまとめたニュースレターを公表:読書の「質」(本の種類・ジャンル)の効果を分析
Posted 2019年10月29日
https://current.ndl.go.jp/node/39373

講談社と学研ホールディングスが、共同企画「子どもの読書実態調査」の結果速報を公表
Posted 2015年7月9日
https://current.ndl.go.jp/node/28876

小学生の読書の実態調査:小学生白書Web版「小学生の日常生活に関する調査」(2014年9月調査)より
Posted 2015年1月30日
https://current.ndl.go.jp/node/27889