2019年12月10日、欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)は、NewsGuardとのパートナーシップ締結を発表しました。NewsGuardでは、ジャーナリズムの実践に関する9つの基本的、非政治的な基準に基づき、ニュース・情報サイトの信頼性評価を行い、その結果を提供しています。
締結の目的として、NewsGuardが提供するメディアリテラシープログラムへの参加を欧州内の図書館で拡大し、利用者のメディアリテラシー向上支援を図ることを挙げています。なお、同プログラムは2018年後半に米国で開始され、現時点で世界の図書館600館以上で使用されており、Microsoft社の支援により図書館は無料で同プログラムに参加可能とあります。
同プログラムを通じ、ニュース・情報サイトの信頼度と詳細なレビューを提供するNewsGuardのブラウザ拡張機能の利用者用端末へのインストールが可能になること、レビューはメディアリテラシーに関するワークショップ、ディスカッションの材料として使用できることが紹介されています。
EBLIDA and NewsGuard Announce Partnership to Bring Media Literacy Tool to European Public Libraries(EBLIDA, 2019/12/10)
http://www.eblida.org/news/eblida-and-newsguard.html
参考:
国際図書館連盟(IFLA)、政府・図書館への提言を含むフェイクニュースに関する声明を発表
Posted 2018年8月28日
https://current.ndl.go.jp/node/36550
プロジェクト・インフォメーションリテラシー、学生のニュースへの関わり方について調査した報告書を公開:教員・図書館員・ジャーナリストへの6つの提言(米国)
Posted 2018年10月17日
https://current.ndl.go.jp/node/36851