名古屋市、「拡張現実(AR)による図書館ナビゲーション」に関する実証実験を実施:Hatch Technology NAGOYA 行政課題における先進技術の実証支援事業

2019年10月7日、名古屋市は、行政課題解決をテーマに企業等と実証を行う「Hatch Technology NAGOYA 行政課題における先進技術の実証支援」の実証事業者を決定したと発表しています。

採択された実証事業には、図書館の利用者が、館内にある蔵書検索機で検索を行い、検索結果と実際のフロアマップを突き合わせて目的の書籍を探すものの、なかなか該当の書架までたどり着けず、職員に尋ねるケースも多くあることから、拡張現実(AR)の技術を使って矢印などの案内を現実空間に重ねあわせて表示し、目的の書架までのナビゲーションを行うことで当該問題を解決する「拡張現実(AR)による図書館ナビゲーション」事業があります。名古屋市鶴舞中央図書館が担当部署となっています。

2019年10月から2020年1月にかけて実証実験を実施し、 2020年2月から3月にかけて結果が取りまとめられ周知される計画です。

報道資料 令和元年10月7日発表 行政課題解決をテーマに企業等と実証を行う「Hatch Technology NAGOYA 行政課題における先進技術の実証支援」の実証事業者を決定しました(名古屋市,2019/10/17)
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/page/0000121534.html

「Hatch Technology NAGOYA 行政課題における先進技術の実証支援」の実証事業者を決定しました [PDF:74.18KB]
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/cmsfiles/contents/0000121/121534/siryou.pdf

実証事業者を決定しました(別紙) [PDF:395.02KB]
http://www.city.nagoya.jp/shiminkeizai/cmsfiles/contents/0000121/121534/bessi.pdf

AR(拡張現実)技術を用いた図書館ナビゲーションシステムの実証実験を開始(パーソルプロセス&テクノロジー株式会社,2019/10/18)
https://www.persol-pt.co.jp/news/2019/10/18/3960/

参考:
E1783 – 鯖江市図書館の取組:図書検索アプリ「さばとマップ」など
カレントアウェアネス-E No.301 2016.04.14
https://current.ndl.go.jp/e1783

E1812 – ドローンによる学校間での図書配送の実運用テスト
カレントアウェアネス-E No.306 2016.06.30
https://current.ndl.go.jp/e1812

E1953 – Beaconを活用した図書館アプリ「びーこん館」の取組
カレントアウェアネス-E No.333 2017.09.21
https://current.ndl.go.jp/e1953

E2124 – 津山市立図書館×地元企業:「カリコレ」で地域課題に挑戦
カレントアウェアネス-E No.367 2019.04.18
https://current.ndl.go.jp/e2124

E2146 – 公共図書館におけるプログラミングワークショップ実証実験
カレントアウェアネス-E No.371 2019.06.27
https://current.ndl.go.jp/e2146

京都府立図書館、相互協力網の大学図書館への拡大を目的に、福知山公立大学メディアセンターと横断検索実証実験を実施中
Posted 2016年12月19日
https://current.ndl.go.jp/node/33126

飯能市立図書館(埼玉県)、「図書チャットボット」の実証実験を実施中
Posted 2019年7月29日
https://current.ndl.go.jp/node/38682

東京都立図書館、「AIを利用したチャットボットによる自動応対の共同実証実験」の参加事業者公募を開始
Posted 2019年9月2日
https://current.ndl.go.jp/node/38927

神戸市立中央図書館において、来館者と「本との新しい出会い」を促すデジタルサイネージシステムの調査実験を実施中:神戸市と楽天株式会社の包括連携協定に基づく市内大学生の人材育成を目的としたサマーインターン
Posted 2019年9月10日
https://current.ndl.go.jp/node/38982