【イベント】公開シンポジウム「日本におけるユニバーサル・ミュージアムの現状と課題――2020オリパラを迎える前に」(11/3-4・吹田)

2019年11月3日と11月4日に、大阪府吹田市の国立民族学博物館において、公開シンポジウム「日本におけるユニバーサル・ミュージアムの現状と課題――2020オリパラを迎える前に」が開催されます。

同館における、過去10年余の、視覚優位・視覚偏重の博物館・美術館の常識を改変するユニバーサル・ミュージアム研究の総括、及び、2020年の秋に予定されている同館の特別展「ユニバーサル・ミュージアム-『未開の知』への旅」(仮題)のプレイベントと位置付けられています。

参加には事前の申し込みが必要です。

主な内容は以下の通りです。

11月3日
・開会挨拶 吉田憲司氏(国立民族学博物館)

・趣旨説明 広瀬浩二郎氏(国立民族学博物館)

・講演「『未開の知』に触れる―ユニバーサル・ミュージアム研究の回顧と展望」 小山修三氏(国立民族学博物館)

・セッション Ⅰ:「彫刻を超克する―制作と鑑賞の新たな地平」
コーディネーター:篠原聰氏(東海大学)
パネリスト:冨長敦也氏(彫刻家)・北川太郎氏(彫刻家)・片山博詞氏(彫刻家)・高見直宏氏(彫刻家)

・セッション Ⅱ:「アートで対話を拓く―自己と他者、物と者のコミュニケーションから」
コーディネーター:堀江武史氏(府中工房)
パネリスト:戸坂明日香氏(アンドロイドデザイナー)・宮本ルリ子氏(陶芸家)・前川紘士氏(美術作家)・加藤可奈衛氏(彫刻家)

・セッション Ⅲ:「さわれないものへのアプローチ―映像・風景・宇宙の物語」
コーディネーター:大石徹氏(芦屋大学)
パネリスト:亀井岳氏(映像作家)・安芸早穂子氏(歴史復元画家)・ヨーコ・ソニア氏(アーティスト)・間島秀徳氏(日本画家)

11月4日
・講演「『+』から『×』へ―鑑賞と制作を組み合わせるワークショップの可能性」 半田こづえ氏(明治学院大学)

・セッション Ⅳ:「博物館を飛び出そう―野外活動のユニバーサル化に向けて」
コーディネーター:山本清龍氏(東京大学)
パネリスト:宇野晶氏(滋賀県立陶芸の森)・さかいひろこ氏(イラストレーター)・藤村俊氏(美濃加茂市民ミュージアム)

・講演「『合理的配慮』再考―世界の感触を楽しむために」
広瀬浩二郎(国立民族学博物館)

・セッション Ⅴ:「触図活用のABC―アーティスト、視覚障害者、学芸員の協働」
コーディネーター:真下弥生氏(ルーテル学院大学)
パネリスト:桑田知明氏(デザイナー)・松山沙樹氏(京都国立近代美術館)・岡本裕子氏(岡山県立美術館)

・セッション Ⅵ:「不滅のユニバーサル・ミュージアム―私たちが描く22世紀の博物館像」
コーディネーター:黒澤浩氏(南山大学)
パネリスト:鈴木康二氏(滋賀県文化財保護協会)・藤島美菜氏(愛知県美術館)・堀江典子氏(佛教大学)

・総合討論
コーディネーター:原礼子氏(国際基督教大学博物館)

公開シンポジウム「日本におけるユニバーサル・ミュージアムの現状と課題――2020オリパラを迎える前に」(国立民族学博物館)
http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/news/rm/20191103-04