米・インディアナ大学、植物標本室が所蔵する16万点を超す植物標本のデジタル化作業が終了

2019年4月11日、米・インディアナ大学が、同大学の植物標本室(Herbarium)が2014年に開始した、同室が所蔵する85か国からの16万点を超す植物標本のデジタル化作業が終了したことを紹介しています。

デジタル化データは、イリノイ州・インディアナ州・ミシガン州・ミネソタ州・オハイオ州・ウィスコンシン州にある132の植物標本室の索引を搭載する“Consortium of Midwest Herbaria”を通じて公開されています。

コレクションは、藻類・コケ植物・菌類・地衣類・維管束植物の5つに分けられており、搭載データには、植物標本の高精細画像に加え、学名や分類名、収集場所、収集者の名前といったデータも含まれます。多くの登録標本には、ゲノムデータへのリンクが掲載され、また、米・地質調査部(USGS)と連携した収集場所の地理座標の精度向上なども図られています。

Indiana University Herbarium completes massive plant digitization project(Indiana University,2019/4/11)
https://news.iu.edu/stories/2019/04/iub/releases/11-digital-herbarium-complete.html

Indiana University Herbarium
https://biology.indiana.edu/research/facilities-resources/herbarium.html

参考:
米・インディアナ大学、映画フィルム約2万5,000リールのデジタル化を開始
Posted 2017年6月28日
http://current.ndl.go.jp/node/34261

米・インディアナ大学、所蔵する録音映像資料のデジタル化作業が予定より早く完了する見込み
Posted 2016年7月26日
http://current.ndl.go.jp/node/32158