米・インディアナ大学、映画フィルム約2万5,000リールのデジタル化を開始

2017年6月21日、米・インディアナ大学(IU)のMedia Digitization and Preservation Initiativeは、録音映像資料のデジタル化作業プロジェクトのフェーズIIを開始したことを発表しました。

IUでは、2020年の開学200年に向けて、所蔵する録音映像資料のデジタル化作業を行なっていますが、フェーズIIでは、IUが所蔵する10万点を超える映画フィルムのうち、約2万5,000リールのデジタル化を実施します。これにより、1万2,500時間分の映画が保存されます。引き続き、ソニーの子会社Memnon社のMemnon Archiving Servicesと協力してデジタル化作業を実施します。

録音映像資料のデジタル化作業は予定より早く進行しており、すでに20万点以上がデジタル化されています。デジタル化された資料はIU図書館の“Media Collections Online”からアクセスできるようになります。

IU, Memnon launch film phase of digitization, preservation project as an IU Bicentennial initiative(IU, 2017/6/21)
https://news.iu.edu/stories/2017/06/iu/releases/21-film-preservation-initiative.html

Media Digitization & Preservation Initiative
https://mdpi.iu.edu/

Media Collections Online(IU Library)
https://media.dlib.indiana.edu/

参考:
米・インディアナ大学、所蔵する録音映像資料のデジタル化作業が予定より早く完了する見込み
Posted 2016年7月26日
http://current.ndl.go.jp/node/32158

米国・インディアナ大学、所蔵する録音映像資料63万5千点をデジタル保存へ
Posted 2015年11月9日
http://current.ndl.go.jp/node/29907

インディアナ大学、資料の保存・デジタル化に1,500万ドル:創立200周年に向けて
Posted 2013年10月4日
http://current.ndl.go.jp/node/24525