静岡県が新県立中央図書館等を中心とする「文化力の拠点」形成事業について、民間事業者を対象にサウンディング型市場調査を実施すると発表しています。
静岡県の「文化力の拠点」形成事業とは、東静岡駅南口の県有地に、県の高い文化力の発信や、学び、にぎわいの場を生む「文化力の拠点」を形成するというものです。「文化力の拠点」には公的機能の中心として新県立中央図書館の設置が想定されているほかに、民間活力の活用により、にぎわいと魅力ある拠点の形成を目指していくとされています。
この「文化力の拠点」形成事業について、2018年7月10日より個人・団体および民間事業者からの活用アイディア等の提案が受け付けられています。このうち民間事業者からの提案について、サウンディング型市場調査の形態がとられています。サウンディング型市場調査とは、国土交通省によれば、官民連携事業において、民間事業者が参加しやすい公募を行うこと等を目的に、事業発案段階や事業化検討の段階で地方公共団体が民間事業者に意見や提案などを求め、民間事業者との対話を通じ、市場性の有無や実現可能性の把握、民間事業者が有するアイディアの収集等をおこなう手法です。
静岡県の今回のサウンディング型市場調査では、設計、建設、開発、維持管理、運営、テナントに関する民間事業者を対象に、コンセプト、施設内容、事業スキーム等の提案を求めるとされています。参加希望者は2018年8月8日までの申し込みが必要で、対話による調査は8月20から21日にかけて実施予定とされています。
「文化力の拠点」の形成に向けたサウンディング型市場調査(民間事業者向け)(静岡県、2018/7/10付け)
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bunkaryoku-saunding/bunkaryoku-saunding.html
東静岡周辺地区「文化力の拠点」形成検討事業(静岡県、2018/7/10付け)
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bunkaryokukyoten.html
参考:
静岡県立中央図書館、『静岡県立中央図書館中期計画2018-2021』を策定
Posted 2018年3月20日
http://current.ndl.go.jp/node/35673
民間事業者と対話しながら地域づくりを進めよう!~地方公共団体の担当者向けに、サウンディング調査の実施手引きを作成しました~(国土交通省、2018/6/4付け)
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo21_hh_000082.h