福岡市が総合図書館・分館の2007~2016年度の入館者数に誤りがあったと発表 新センサー導入で旧センサーの感度の問題が明らかに

2018年7月27日、福岡市が総合図書館・分館の2007~2016年度の入館者数に誤りがあったと発表しました。

福岡市総合図書館では2007年度(平成19年度)から出入口にセンサーを設置し、入館者数を計測していました。しかし2017年度にセンサーを新しいものに入れ替えたところ、前年度の入館者数と大きなかい離が生じた(2016年度は入館者数約163万人に対し、2017年度は約89万人)ことから、旧センサーの感度を検証した結果、入館者数を過剰にカウントしていたことが判明したとのことです。旧センサーは自動ドアの開閉や人影、日光の差し込みにも反応していたとされています。また、一部の分館でも同様の事象が発生したとのことです。

福岡市は再発防止策として、分館におけるセンサーの取付位置見直し・感度調整を行ったほか、総合図書館ではセンサー作動状況の定期的確認・調整を行うとしています。

総合図書館及び図書館分館の入館者数の誤りについて(福岡市、2018/7/27付け)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/64211/1/tosyokan_nyukansyaayamari.pdf