韓国国立中央図書館(NLK)が、韓国教育学術情報院(KERIS)との業務協約に関する覚書の締結を発表しています。
締結日は2018年4月6日で、既存の業務協約を補完・改善する事を目的としており、障害者のための図書館資料無料郵送貸出サービス(책나래)の改善、及び、KERISのISNIコンソーシアムへの参加が主な内容です。
障害者のための図書館資料無料郵送貸出サービスでは、これまで、大学図書館の所蔵資料は公共図書館経由で借りることができましたが、今後は、大学図書館から直接自宅に資料が郵送されます。
また、NLKが運営するISNIコンソーシアムへのKERISの参加は、KERISが管理している学術資料の著作者にISNIを付与することで、韓国の学術資料へのウェブ上でのアクセスを向上させることが目的です。
지식정보 공유․확산으로 국민의 정보 접근성 향상(NLK,2018/4/5)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=9520¬ice_type_code=3&cate_no=4
参考:
CA1881 – 動向レビュー:韓国の国立障害者図書館と図書館での障害者サービスの現状 / 孫 誌衒
カレントアウェアネス No.329 2016年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1881
韓国のISNIコンソーシアム“ISNI-KOREA”、ウェブサイトを公開
Posted 2018年2月13日
http://current.ndl.go.jp/node/35473
韓国国立中央図書館、著作権管理団体等と国際標準名称識別子(ISNI)コンソーシアムを結成
Posted 2016年4月18日
http://current.ndl.go.jp/node/31370
E1773 – 識別子の架け橋:国際標準名称識別子ISNI
カレントアウェアネス-E No.299 2016.03.03
http://current.ndl.go.jp/e1773