2018年3月29日、国際出版連合(IPA)は、世界知的所有権機構(WIPO)と連携して実施した、世界の出版業界統計のパイロット調査報告書“The Global Publishing Industry in 2016”を公開しました。
年度比較や政策の影響、市場の変化等を測定することを目的とした今後の年度調査の継続的実施のために行なわれたものです。
今回のパイロット調査は、35か国の出版協会・著作権管理団体を対象に行われており、商業出版、教育出版、学術出版の3分野を含みます。
主な知見として、比較可能な11か国のデータによる販売・ライセンスによる総売上高は419億米ドル、中国の出版数が最も多く5,780万タイトル、冊子体による収益が大部分を占めるが中国では28%/コロンビアでは24%が電子版による、ことが指摘されています。
IPA-WIPO publishing industry pilot survey published(IPA,2018/3/29)
https://www.internationalpublishers.org/market-insights/data-and-statistics/648-ipa-wipo-publishing-industry-pilot-survey-published
The Global Publishing Industry in 2016 A Pilot Survey by the IPA and WIPO(WIPO)
http://www.wipo.int/publications/en/details.jsp?id=4251&plang=EN
The Global Publishing Industry in 2016 [PDF:24ページ]
http://www.wipo.int/edocs/pubdocs/en/wipo_ipa_pilotsurvey_2016.pdf