北米研究図書館協会(ARL)、今後の評価プログラムへの提言をまとめた報告書を公開

2017年12月4日、北米研究図書館協会(ARL)は、今後の評価プログラムに関するタスクフォースが作成した、今後の評価プログラムへの提言をまとめた報告書を公開しました。

現在ARLが提供している評価のためのプログラムと現実のニーズの差を解消するための第1段階として、ARLでは、タスクフォースに対して、現在提供している評価に関するサービス(目標、アウトカム、成果物、評価指標やツール、StatsQUAL)等を検討し、既存のサービスやツール、新しいサービスや重点的に取り組むべき事項等に関する提言を行うよう要請していました。

現在の高等教育の動向のなかで取組むべき、基準や評価プログラムの課題を検討し提言しているほか、ARLの会員館のニーズを満たすと考える新しい評価プログラムの詳細な体制も示しています。

次の段階では、より具体的な提言やビジネスモデルの開発などが計画されています。

ARL Assessment Program Visioning Task Force Releases Recommendations(ARL,2017/12/4)
http://www.arl.org/news/arl-news/4441-arl-assessment-program-visioning-task-force-releases-recommendations

ARL Assessment Program Visioning Task Force Recommendations(ARL)
http://www.arl.org/publications-resources/publications-ordering-information/4442-arl-assessment-program-visioning-task-force-recommendations
http://www.arl.org/storage/documents/VTFPublicReport/2017.12.04-AVTF-PublicReport.pdf

参考:
E1609 – 大学図書館員の将来を示唆する図書館評価会議<報告>
カレントアウェアネス-E No.267 2014.09.25
http://current.ndl.go.jp/e1609

E938 – 図書館組織の気風と多様性を評価する“ClimateQUAL”
カレントアウェアネス-E No.152 2009.06.24
http://current.ndl.go.jp/e938

CA1526 – 動向レビュー:LibQUAL+TMの展開と図書館サービスの品質評価 / 佐藤義則
カレントアウェアネス No.280 2004.06.20
http://current.ndl.go.jp/ca1526