【イベント】漢字文献情報処理研究会第二十回大会特別セッション「デジタルデータの利活用と長期保存:大学図書館および人文・社会系研究者の役割」(1/20・京都)

2018年1月20日、花園大学において、漢字文献情報処理研究会第二十回大会が開催されます。

特別セッションでは、学術資料のうち特に図書館資料に焦点を当て、図書館資料(特に大学図書館資料)のデジタルコンテンツとしての特性、その利活用と保存におけるデジタル化の意義、図書館員や人文・社会系研究者の考える利活用と長期保存、の3点について特に注意を払って討論します。

大会ではその他、慶應義塾大学経済学部の千田大介氏による「中国学研究・教育オープンプラットフォームのためのデータ構築」、大東文化大学外国語学部の上地宏一氏による「大規模漢字集合の文字検索を自作する」の発表が予定されています。

入場は無料、参加も自由ですが、事前登録への協力が求められています。

特別セッションのプログラムは次のとおりです。

趣旨説明:小島浩之(東京大学大学院経済学研究科)
「デジタルアーカイブの動向と研究者の関わり(仮題)」安形麻里(慶應義塾大学文学部)
「クラウドソーシングによるデジタル資料(マニュスクリプト資料)の活用:Transcribe Benthamを事例として」森脇優紀(東京大学大学院経済学研究科)
「IIIF準拠京都大学貴重資料デジタルアーカイブでの取り組み」西岡千文(京都大学附属図書館研究開発室)
『デジタル化』とメディアの『保存』」矢野正隆(東京大学大学院経済学研究科)
総合討論

第二十回大会(漢字文献情報処理研究会)
http://jaet.sakura.ne.jp/?%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E3%83%BB%E8%AC%9B%E6%BC%94%E4%BC%9A%2F%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%9B%9E%E5%A4%A7%E4%BC%9A

参考:
クラウドソーシングでベンサムの手稿資料をテキスト化するプロジェクト“Transcribe Bentham”、テキスト化済み資料数が4,000点を突破
Posted 2012年8月2日
http://current.ndl.go.jp/node/21523

京都大学図書館機構、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」を試験公開
Posted 2017年9月11日
http://current.ndl.go.jp/node/34645

日本学術会議、「学術の総合的発展をめざして―人文・社会科学からの提言―」を公表
Posted 2017年6月7日
http://current.ndl.go.jp/node/34125

日本学術会議、提言「新たな情報化時代の人文学的アジア研究に向けて―対外発信の促進と持続可能な研究者養成―」を公表
Posted 2017年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/34747