英国読書協会・英国図書館長協会、2017年の「夏休み読書チャレンジ」の結果を発表

2017年11月22日、英国読書協会(The Reading Agency)は、英国図書館長協会(SCL)と共同で、2017年の「夏休み読書チャレンジ」(Summer Reading Challenge)の結果を発表しました。

同チャレンジは、子どもが、夏休み期間中、地元の図書館でアカウント登録をした後、読んだ本を入力すると、冊数に応じてプロフィール画面でバーチャルなバッチがもらえるもので、2017年は北アイルランドを除く英国の地方公共団体の97%が参加しました。

参加人数は、合計76万1,758人で、2016年より6,550人増加しており、そのうち2万7,206人が未就学児で昨年より7.05%の増加です。また、参加者の44%が男児でした。

ウェブサイトへのアクセスも、昨年比24.7%増の19万2,358件あり、8万9,632冊分の書評が寄せられました。

その他、図書館で1万7,814件の関連イベントが開催されたほか、8万6,709人の子どもが新たに図書館の利用者登録をしました。

Summer Reading Challenge 2017: The Reading Agency and libraries announce increased participation for Animal Agents as Beano theme announced for 2018(The Reading Agency,2017/11/22)
https://readingagency.org.uk/news/media/summer-reading-challenge-2017-results.html

関連:
Add books, get badges!(Summer Reading Challnege)
https://summerreadingchallenge.org.uk/news/general/unlock-2017-book-badges

参考:
クリスマス休暇中に読書を 英国読書協会がクリスマス読書ミニチャレンジを開催
Posted 2013年12月16日
http://current.ndl.go.jp/node/25088

5歳児のリテラシー能力に関する調査:英国図書館長協会等、公共図書館での支援を推奨(英国)
Posted 2016年8月10日
http://current.ndl.go.jp/node/32296

男の子にもっと本を読んでもらうために-オックスフォード大学出版の“Project X”
Posted 2009年1月13日
http://current.ndl.go.jp/node/11356

CA1498 – 動向レビュー:英国の読書促進活動 / 堀川照代
カレントアウェアネス No.276 2003.06.20
http://current.ndl.go.jp/ca1498