米国のニューメディア・コンソーシアム、大学で受けたデジタルリテラシーに関する教育がその後の職業生活に与えた影響を調査した報告書を公開

2017年11月1日、米国のニューメディア・コンソーシアム(NMC)が、“2017 Digital Literacy Impact Study: An NMC Horizon Project Strategic Brief”を公開しました。

大学でのデジタルリテラシーに関する教育が、卒業後の職業生活にどのように影響を与えるかについて、学習者の視点から明らかにすることを目的とした調査の報告書です。

同報告書は、2017年に公表した高等教育におけるデジタルリテラシーに関する報告書において概説された定義や枠組みを補完するものとして位置づけられており、36機関の700人の卒業生を対象に、大学で得た専門知識やその習熟度が自身のキャリアにどのように影響を与えたかを調査しています。

デジタルリテラシーに関して、情報を消費することについての教育は受けたものの、デジタル形式のコンテンツを作成する教育についてはほとんど受けていないこと、1/3の回答者が学生時代にデジタルリテラシーに関する教育を受けたことで仕事で多くのことを成し遂げたと感じていること、4/10の回答者がこの1年間で昇進したと感じていることが紹介されています。

@NMCorg(twitter,2017/11/1)
https://twitter.com/NMCorg/status/925680068847919105

NMC Releases Digital Literacy Impact Study(NMC)
https://www.nmc.org/news/nmc-releases-digital-literacy-impact-study/

2017 Digital Literacy Impact Study: An NMC Horizon Project Strategic Brief(NMC)
https://cdn.nmc.org/media/2017-nmc-horizon-digital-literacy-impact-study.pdf

参考:
米国のニューメディア・コンソーシアム、高等教育におけるデジタルリテラシーに関する報告書の第2版を公開
Posted 2017年8月18日
http://current.ndl.go.jp/node/34534