同プロジェクトは、2016年8月にARL、WikimediaコミュニティーとWikimedia財団で開催したARL/Wikipedia Summitでの議論が元になっています。枠組みとなる2つのテーマは以下の通りです。
- Linked Open Data(LOD)は、それまで接続していなかった異なる情報源をつなぎ、図書館とWikipediaのコンテンツの相互を豊かにする可能性があること。
- 図書館とWikipediaの文化とコンテンツにおいて、多様性や包含性を増す包括的な取組みになること。
同プロジェクトでは、米国およびカナダの先住民族のコミュニティーに関する資料を対象としています。LODの作成においてコミュニティーと協働する仕組みを形作るために、事例研究のアプローチをとるとのことです。
Research Libraries and Wikimedia: A Shared Commitment to Diversity, Open Knowledge, and Community Participation(ARL,2017/10/4)
http://www.arl.org/news/arl-news/4394-research-libraries-and-wikimedia-a-shared-commitment-to-diversity-open-knowledge-and-community-participation#.WddAhlKU8dN
Research libraries and Wikimedia: A shared commitment to diversity, open knowledge, and community participation(Wikimedia Foundation,2017/10/4)
https://blog.wikimedia.org/2017/10/04/libraries-wikipedia-york-university-project/
参考:
ARL/Wikipedia Summit:研究図書館とウィキペディアの連携促進を目指して
Posted 2016年8月25日
http://current.ndl.go.jp/node/32399
E1528 – 図書館とウィキペディアのこれからの関係は?
カレントアウェアネス-E No.253 2014.02.06
http://current.ndl.go.jp/e1528
E1922 – 図書館とWikipediaの連携がもたらす社会への効果
カレントアウェアネス-E No.326 2017.06.08
http://current.ndl.go.jp/e1922