国際図書館連盟(IFLA)、図書館とWikimediaプロジェクトをつなぐことを目的とした “WikiLibrary Manifesto”に署名

2021年6月15日、国際図書館連盟(IFLA)が、“WikiLibrary Manifesto”への署名を発表しました。

“WikiLibrary Manifesto”は、Linked Open Data(LOD)等のオープンな形式での知識の流通を促進するために、図書館と、WikibaseをはじめとしたWikimediaのプロジェクトをつなぐことを目的とした声明です。目標として、芸術・文化・科学のためのLODネットワークの構築および実現が掲げられています。ウィキメディア・ドイツと図書館の間の議論と協力により作成された、FAIR原則の適用を支援するものであり、7つの原則と5つの方策で構成されています。

発表の中では、図書館とWikimediaは、情報と知識の共有という同一の目的を持っていることが述べられています。

IFLA signs the WikiLibrary Manifesto(IFLA, 2021/6/15)
https://www.ifla.org/node/93952

The WikiLibrary Manifesto(Wikimedia Deutschland)
https://www.wikimedia.de/the-wikilibrary-manifesto/

参考:
E1922 – 図書館とWikipediaの連携がもたらす社会への効果
カレントアウェアネス-E No.326 2017.06.08
https://current.ndl.go.jp/e1922

国際図書館連盟(IFLA)、図書館におけるWikidata、Wikibaseに関するビデオを公開
Posted 2020年9月28日
https://current.ndl.go.jp/node/42099

バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)、FAIR原則の日本語訳を公開
Posted 2019年11月27日
https://current.ndl.go.jp/node/39604

E2052 – FAIR原則と生命科学分野における取組状況
カレントアウェアネス-E No.353 2018.08.30
https://current.ndl.go.jp/e2052