2021年9月2日、OCLC Researchは、図書館におけるWikipediaの活用に関する単行書“Leveraging Wikipedia: Connecting Communities of Knowledge”について、電子版を無料公開すると発表しました。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC 4.0での公開です。
同書は、米国図書館協会(ALA)のユニットであるALA Editionsから2018年に出版されたものであり、編者はOCLC ResearchのMerrilee Proffitt氏が担当しました。内容については、図書館がWikipediaと提携してコンテンツの質を向上させると同時に、図書館のサービスやコレクションをオープンウェブ上でさらに可視化する方法を伝えるものであると紹介されています。
Book on libraries Leveraging Wikipedia now available for free download(OCLC Research, 2021/9/2)
https://www.oclc.org/research/news/2021/leveraging-wikipedia.html
Leveraging Wikipedia: Connecting Communities of Knowledge(OCLC Research)
https://www.oclc.org/research/publications/2018/leveraging-wikipedia.html
※電子版(PDF)のダウンロード用リンクが掲載されています。
参考:
国際図書館連盟(IFLA)、図書館とWikimediaプロジェクトをつなぐことを目的とした “WikiLibrary Manifesto”に署名
Posted 2021年6月16日
https://current.ndl.go.jp/node/44215
E1922 – 図書館とWikipediaの連携がもたらす社会への効果
カレントアウェアネス-E No.326 2017.06.08
https://current.ndl.go.jp/e1922
E2275 – あっちこっち れはっち!:ウィキペディアタウンに連れてって
カレントアウェアネス-E No.394 2020.07.09
https://current.ndl.go.jp/e2275
CA1847 – ライブラリアンによるWikipedia Townへの支援 / 是住久美子
カレントアウェアネス No.324 2015年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1847