大日本印刷、図書館流通センター、日本ユニシス、ボイジャーの4社が画面読み上げソフト「スクリーンリーダー」に適応した電子図書館システムを開発:3年間で200館の導入を目指す

2016年5月16日、大日本印刷株式会社(DNP)、株式会社図書館流通センター(TRC)、日本ユニシス株式会社、株式会社ボイジャーは共同で、視覚障がい者が電子図書館を利用する際に、音声読み上げとキーボード操作で読みたい本を探し、借り、読む(聞く)ことを独力でできるサイト・ビューワ(閲覧用ウェブブラウザ)を搭載した電子図書館システムを開発したことを発表しました。

パソコン版の電子図書館システムで、視覚障がい者に多く利用されている画面読み上げソフト「スクリーンリーダー」が利用できる電子図書館用テキストサイトを開発しており、また、読書用ビューワでは、タイトルと著者名の表示と読み上げのほか、自動音声での読み上げによる再生、停止、ページ送りなどが可能です。

発表では、2016年4月から三田市立図書館で本システムの検証実験をおこなっており、2016年夏から、今後機能を拡充しつつ、3年間で200館以上の図書館での導入を目指す、とされています。

大日本印刷、図書館流通センター、日本ユニシス、ボイジャー 視覚障がい者に読書の楽しみを提供する電子図書館システムを開発 ~ 4月施行の「障害者差別解消法」に対応 ~(DNP 2016/5/16)
http://www.dnp.co.jp/news/10122840_2482.html

大日本印刷、図書館流通センター、日本ユニシス、ボイジャー
視覚障がい者に読書の楽しみを提供する電子図書館システムを開発
~ 4 月施行の「障害者差別解消法」に対応 ~(TRC, 2016/5/16)
http://www.trc.co.jp/information/pdf/20160516_TRC-DL.pdf

報道資料(株式会社ボイジャー ※2016/5/16付で、お知らせが掲載されています。)
http://www.voyager.co.jp/news/index.html

日本ユニシス株式会社
http://www.unisys.co.jp/

視覚障害のある人も使いやすい電子図書館システムを ―民間企業と共同開発―(立命館大学, 2016/5/18)
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=262

参考:
三田市立図書館、電子図書館サービスに視覚障がい者対応機能を追加
Posted 2016年3月4日
http://current.ndl.go.jp/node/30933

※リンクを追記しました(2016年5月20日)。