米SPARCとジョンズ・ホプキンス大学図書館、連邦政府機関のパブリックアクセスプランを追跡・比較・理解するためのウェブサイトを公開

米SPARCとジョンズ・ホプキンス大学図書館が、連邦政府機関が策定した公的助成基金による研究成果のパブリックアクセスプラン(以下指針)を追跡・比較・理解するためのウェブサイト“datasharing.sparcopen.org”を公開しました。

米国大統領府科学技術政策局(OSTP)が、2013年2月22日に発した「公的助成研究成果OA指令」を受けて策定された16の連邦機関の指針の分析結果を提供するもので、特に、これらの連邦機関が如何に彼らが資金提供したプロジェクトに関連するデジタルデータへのアクセスと再利用を可能にしているかについて焦点をあてているとのことです。

ウェブサイトでは、連邦政府機関のアイコンを選択することで、各機関の指針を表示・比較(3機関まで)できるほか、指針を分析したデータセットが自由にダウンロードできるようになっています。

SPARC & Johns Hopkins University Libraries Launch Resource Analyzing US Federal Data Sharing Policies(SPARC)
http://sparcopen.org/news/2016/sparc-johns-hopkins-university-libraries-launch-resource-analyzing-us-federal-data-sharing-policies/

datasharing.sparcopen.org
http://datasharing.sparcopen.org/

参考:
米国・地質調査部(USGS)、パブリックアクセスプランを策定 研究成果はUSGSのデータベースで公開
Posted 2016年2月9日
http://current.ndl.go.jp/node/30687

米国国立標準技術研究所がパブリックアクセス計画を公開
Posted 2015年4月7日
http://current.ndl.go.jp/node/28295

米国科学財団(NSF)、助成による研究成果のパブリックアクセスの方針を公開
Posted 2015年3月19日
http://current.ndl.go.jp/node/28188

米国防総省、助成研究成果のパブリックアクセス方針草案を公開
Posted 2015年3月18日
http://current.ndl.go.jp/node/28171

E1437 – 政府情報のオープンデータ化に関する大統領令制定(米国)
カレントアウェアネス-E No.238 2013.06.06
http://current.ndl.go.jp/e1437

米国政府機関(NASA、AHRQ、USDA)が、公的助成による研究成果のパブリックアクセスの方針を公開
Posted 2015年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/28052