2016年3月15日、英国図書館(BL)が、シェークスピアに関する資料300点をデジタル化し、ウェブサイト“Discovering Literature: Shakespeare” で公開したと発表しています。
公開された資料は、シェークスピアに関する手稿、書籍、地図、絵画、イラスト、パンフレット、バラッド、芝居のビラなどで、同作品の唯一現存する自筆台本である「サー・トマス・モア(Sir Thomas More)」も含まれるとのことです。
ウェブサイト“Discovering Literature: Shakespeare”は、学校で教えられるべきと認識されているにも関わらず、シェークスピアの戯曲を教えることを教師が困難と感じているのを解消することも目的としており、デジタル化された資料のほか、研究者・俳優らによる80編の小論も掲載し、彼の戯曲の政治的・社会的・文化的文脈が理解できるような工夫もなされているとのことです。
「サー・トマス・モア」を含め、今回オンラインで公開された作品は、シェークスピア没後400年を記念して2016年4月15日から9月3日までBLで開催される展覧会“Shakespeare in Ten Acts”でも展示されるとのことです。
British Library makes 300 Shakespeare treasures available online for the first time(BL,2016/3/15)
http://www.bl.uk/press-releases/2016/march/discovering-literature-shakespeare
シェークスピア肉筆の脚本原稿、オンラインで公開 大英図書館(AFPBB News,2016/3/16付け記事)
http://www.afpbb.com/articles/-/3080520
Discovering Literature: Shakespeare
http://www.bl.uk/shakespeare
参考:
2016年実施の英国図書館(BL)の展覧会 シェークスピア没後400年展、パンク・ロック誕生40周年展など
Posted 2015年12月17日
http://current.ndl.go.jp/node/30247