2015年9月14日、北米研究図書館協会(ARL)は、Elsevier社のChairmanであるYoungsuk Chi宛に、同社が2015年4月に発表した雑誌掲載論文のセルフアーカイビング等に関する新ポリシーを見直すよう呼びかける書簡を送付したことを発表しました。
Elsevier社の新ポリシーはセルフアーカイブを認めるまでの期間(エンバーゴ)中は著者最終版であっても機関リポジトリで公開できないとされている等、過去のポリシーに比べてオープンアクセスを制限する内容であるとして、多くの機関から反対声明が出されていました。ARLも反対声明に署名していましたが、特にElsevier社からの動きがなかったことから、新たに書簡を送付したとのことです。
ARL Urges Elsevier to Revise Policy That Impedes Sharing of Scholarship(ARL、2015/9/14付け)
http://www.arl.org/news/arl-news/3724-arl-urges-elsevier-to-revise-policy-that-impedes-sharing-of-scholarship
参考:
Elsevier社がセルフアーカイビング等に関する新たなポリシーを発表
Posted 2015年5月12日
http://current.ndl.go.jp/node/28452
エルゼビア社の新ポリシーに対し、COARやSPARCなどが連名で反対声明
Posted 2015年5月22日
http://current.ndl.go.jp/node/28532