研究図書館センター(CRL)で、ラテンアメリカ地域の研究資料を収集・保存し、貴重なマイクロフィルムやデジタル化資料のメンテナンスを行い、メンバーに提供するプロジェクトである“Latin American Materials Project(LAMP)”が、フロリダ大学が所蔵するマイクロフィルムからブラジルの新聞“ Diario de Pernambuco”をデジタル化し公開したと発表しています。
デジタル化されたのは1825年11月から1924年9月までの276リールのマイクロフィルムとのことです。
フロリダ大学はブラジル国立図書館を除いて同紙の完全なセットを所蔵している図書館とのことで、相互貸借や研究者の滞在利用が多かったとのことで、研究者がアクセスしやすくし、マイクロフィルムの取り扱いを減少させるため、同大学図書館職員からLAMPに対してデジタル化してオンライン公開するように提案があったとのことです。
LAMP digitizes Brazilian newspaper Diario de Pernambuco(CRL,2015/9/1)
http://www.crl.edu/news/lamp-digitizes-brazilian-newspaper-diario-de-pernambuco
Diario de Pernambuco
http://catalog.crl.edu/record=b2850726~S1
Online version
http://ufdc.ufl.edu/AA00011611
参考:
Cooperative Afiricana Materials Project、リベリアの新聞をマイクロフィルム化:CRL加盟館で利用可能に
Posted 2013年12月11日
http://current.ndl.go.jp/node/25041
英国図書館と米国の研究図書館センターが、新聞のデジタル化で提携
Posted 2013年8月13日
http://current.ndl.go.jp/node/24140
北米研究図書館センター(CRL)、デジタル環境における新聞の保存について分析したレポートを公表
Posted 2011年5月9日
http://current.ndl.go.jp/node/18127