北米の研究図書館センター(CRL)のLatin American Materials Project(LAMP)、19世紀頃に刊行されたペルーの新聞2紙をデジタル化

2020年6月23日、北米の研究図書館センター(CRL)は、Latin American Materials Project(LAMP)が19世紀頃にペルーのアレキパで刊行された新聞“el Republicano”と“la Bolsa”の2紙のデジタル化を実施したことを発表しました。

LAMPは、貴重なラテンアメリカ地域の研究資料をマイクロフィルム化デジタル化して収集・保存・維持し会員向けに提供するCRLのプロジェクトです。アレキパはペルー第二の都市であり、2紙に収録された内容は、同国の19世紀初めから20世紀初めにかけての国・地方レベルの政治的議論における様々な側面を示したものである、としています。

2紙の原資料はアレキパ市内の3図書館で別々に保存されていましたが、アレキパ市内の大学に所属する研究者がLAMPへ提案し、原資料の集約とデジタル化が実現しました。

LAMP Digitizes Two Nineteenth Century Peruvian Newspapers(CRL,2020/6/23)
https://www.crl.edu/news/lamp-digitizes-two-nineteenth-century-peruvian-newspapers

参考:
研究図書館センター(CRL)のLatin American Materials Project(LAMP)、ブラジルの新聞“ Diario de Pernambuco”をデジタル化して公開
Posted 2015年8月31日
https://current.ndl.go.jp/node/29315

北米の研究図書館センター(CRL)、サハラ以南のアフリカの新聞をDigital Delivery System (DDS)を通じてオープンアクセス(OA)で公開
Posted 2020年2月28日
https://current.ndl.go.jp/node/40364

北米の研究図書館センター(CRL)、East View Information Services社との協力事業の成果として19世紀後半から20世紀半ばにかけて中東・北アフリカ地域で刊行された新聞のデジタルコレクションを公開
Posted 2020年1月23日
https://current.ndl.go.jp/node/40034

CRLとNewsBank社、世界の新聞デジタルアーカイブ構築へ
Posted 2008年7月9日
https://current.ndl.go.jp/node/8250