統計数理研究所とトムソン・ロイター社が協力体制を構築、Web of Scienceデータを利用し、統計科学の見地から新たな指標を研究

2015年8月19日、情報・システム研究機構 統計数理研究所とトムソン・ロイター社は、統計数理研究所が実施する2016年度の公募型共同利用の重点型研究のテーマとして、「学術文献データ分析の新たな統計科学的アプローチ」を採用し、トムソン・ロイターの協力のもと、研究機関・大学の研究成果分析の手法や研究活動の進展、効果を客観的に評価するための指標、及びIR(Institutional Research)に関する方法論等について統計科学的見地からの研究を推進していくことを発表しました。

研究者・研究評価担当者に広く利用されているWeb of Scienceデータを研究対象とすることにより、汎用性の高い指標についての研究成果が期待されるとともに、これまでWeb of Scienceデータによって行われてきた各種分析と関連性の高い指標の利用が可能になることで、研究者の利便性の向上と、より価値の高い分析が可能になることが期待されているとのことです。

統計数理研究所の公募型共同利用は、例年12月に公募受付が開始され、翌年1月半ばに締め切られます。採否は3月下旬に通知され、翌年度4月から利用開始になるとのことです。

【統計数理研究所とトムソン・ロイターが協力体制を構築】Web of Scienceデータを利用し、統計科学の見地から新たな指標を研究(統計数理研究所、2015/8/19)
http://www.ism.ac.jp/ura/press/ISM2015-02.html

【統計数理研究所とトムソン・ロイターが協力体制を構築】 Web of Science データを利用し、統計科学の見地から新たな指標を研究(トムソン・ロイター、2015/08/19)
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2015/ism/

参考:
トムソンロイター(Thomson Reuteres)社、世界の主要な大学の学術評価に影響を与えている研究傾向と変化に関する報告書を公開
Posted 2015年5月14日
http://current.ndl.go.jp/node/28468

CA1833 – 大学の研究戦略支援業務を支える研究力分析ツール / 山野真裕, 鳥谷真佐子
カレントアウェアネス No.322 2014年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1833