2016年4月21日、文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)とトムソン・ロイター・プロフェッショナル株式会社は、2015年3月から実施している“Web of Science Core Collection”の論文データの謝辞情報に含まれる資金配分機関等の名称記述を統一するための共同研究について、第一段階となる研究成果を発表しました。
発表によると、頻出度の高い機関について、その統一名称を研究分析ツールである“InCites Benchmarking”に実装したとのことです。また、NISTEPの
ウェブサイトでは、謝辞情報中で出現頻度が高い機関等について「資金配分機関等名英語表記ゆれテーブル」(ver.2016.1)が公開されています。
今後は、“InCites Benchmarking”で機関名の記述統一が進められると同時に、Web of Science Core Collectionへの実装が予定されています。
資金配分機関等名英語表記ゆれテーブル(xlsx形式:63KB)
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/Fund_org_name_variations_ver_2016_1.xlsx
資金配分機関名等英語表記ゆれテーブルの公表について(NISTEP, 2016/4/21)
http://www.nistep.go.jp/archives/27385
文部科学省科学技術・学術政策研究所とトムソン・ロイターの共同研究:資金配分機関等の名称統一結果をデータベースに実装(トムソン・ロイター, 2016/4/21)
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2016/nistep/
関連:
文部科学省 科学技術・学術政策研究所、トムソン・ロイター共同研究:Web of Science Core Collectionデータの謝辞情報を分析し、資金配分機関等の名称を統一(トムソン・ロイター, 2015/5/12)
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2015/nistep/
参考:
科学技術・学術政策研究所「論文の謝辞情報を用いたファンディング情報把握に向けて-謝辞情報の実態把握とそれを踏まえた将来的な方向性の提案-」を公表
Posted 2014年12月8日
http://current.ndl.go.jp/node/27587
トムソン・ロイター、次世代“InCites”の公開について発表
Posted 2014年6月11日
http://current.ndl.go.jp/node/26332
E1726 – 統計数理研究所が取り組むInstitutional Research
カレントアウェアネス-E No.291 2015.10.29
http://current.ndl.go.jp/e1726
CA1833 – 大学の研究戦略支援業務を支える研究力分析ツール / 山野真裕, 鳥谷真佐子
カレントアウェアネス No.322 2014年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1833