NDIIPPの情報サイト“Sustainability of Digital Formats”でOffice Open XMLフォーマットの取扱いを開始

全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)が維持管理しているデジタル・フォーマットの利用可能性についての情報を提供するサイト“Sustainability of Digital Formats”において、Office Open XML(OOXML)に関する9つのフォーマットの掲載を開始したそうです。米国議会図書館(LC)のブログ“The Signal”でその概要が紹介されています。

Microsoft Office製品のWord、PowerPoint、Excelそれぞれのファイルの拡張子は、以前は.doc、.ppt、.xlsでしたが、XML構造を取り入れ、独自フォーマットから標準的なフォーマットを採用し、それぞれ”x”を付与した.docx、.pptx、.xlsxのフォーマットが最新版となっているとのことです。

LCが公開している長期保存に適したフォーマット仕様“Recommended Format Specifications”では、文字資料については、OOXMLに加えて、XMLベースのオフィス文書の形式であるOpen Document Format(ODF)も推奨しています。

Office Opens up with OOXML(The Signal, 2015/2/3付け)
http://blogs.loc.gov/digitalpreservation/2015/02/office-opens-up-with-ooxml/

Sustainability of Digital Formats
Planning for Library of Congress Collections(NDIIPP)
http://www.digitalpreservation.gov/formats/index.shtml?loclr=blogsig

Recommended Format Specifications(LC)
http://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/textmus.html#digital

参考:
E1601 – 米国議会図書館が長期保存に適したフォーマット仕様を公開
カレントアウェアネス-E No.265 2014.08.28
http://current.ndl.go.jp/e1601

NDIIPPの情報サイト“Sustainability of Digital Formats”で電子メールフォーマットの取扱い開始
Posted 2014年4月16日
http://current.ndl.go.jp/node/25947

電子情報の保存におけるファイルフォーマットのアクションプランの理論と実践(記事紹介)
Posted 2014年1月7日
http://current.ndl.go.jp/node/25203